本日は、社員の発明のお話
社員が仕事として行った発明に対して
その権利が「社員のもの」か「会社のもの」かは
長く議論されてきました
例えば、青色発光ダイオード(LED)がそうですね
信号機や電光掲示板・大型映像装置・エネルギー消費の
大きい電球に代わって各種の照明器具などにLEDを
使用した製品が次々に登場
LEDの研究開発は、徳島県に本社を持つ日亜化学工業の
社員、中村修二さんの功績が大きいとされています
会社は研究開発に成功して特許権を取得し、莫大な利益の
源泉となりました
その後、発明の対価として社員である中村修二さんは
会社に対し200億円の発明による対価を要求しましたが
結局は裁判となって最終的に和解して8億4000万円を
中村さんへ支払うことに
特許法の改正作業がまとまり、職務発明の権利を
「社員のもの」ではなく「会社のもの」として明確に位置づけを
して会社へは、発明した社員に対して一定の報奨金の支払い
を義務付けるというものでした
アメリカでは発明者に対しての報酬が高いので
日本からアメリカへ渡る方々がいらっしゃるようですね
余計な心配でしょうが、そんな現象が続くと日本で大発明
する方々がいなくなってしまうのではないかと思うのは私だけ
でしょうか
それでは、本日はこれにて失礼します (o_ _)ノ彡☆ポムポム