本日は、機微情報と個人情報保護のお話
機微情報とは、漏えいした場合、犯罪に悪用されたり
重大な不利益が本人に直接及ぶ可能性のあるもので
例えば、本人の信条、社会的身分、病歴、犯罪歴など
法律では、これを「要配慮個人情報」と表して
この個人情報は、通常の個人情報よりも"より慎重に" "より丁寧" に
取り扱うことが求められています
改正案が盛り込まれる前の個人情報保護法は
こうした情報の内容に重さ・軽さを区別して取り扱いを
規定しておらず、どんな内容の情報であっても一律の
取り扱いでした
不当な差別または、偏見が生じないように特に配慮を
要する個人情報を定めたことは、より実務的な対応を
考慮した結果ですね
この「要配慮個人情報」として最もポピュラーなのは
病歴などの健康情報かもしれません
社員の健康診断結果を会社が把握しているケースも
多いかと思いますが、こうした個人情報が漏えいした
場合を想定すると、本人への影響、精神的苦痛は多大
提供する側の思いとしては、法の趣旨に基づいてより
「丁寧」に取り扱って欲しいですよね
本日は、少々小難しい内容になってしまいましたが
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
それでは、本日はこれにて失礼します (o_ _)ノ彡☆ポムポム